「加速しすぎてパニックに」14人死傷の多重事故、77歳男性が供述 神奈川・藤沢
「加速しすぎパニック」14人死傷事故、77歳男性供述

神奈川県藤沢市本町4丁目の白旗交差点で19日朝、乗用車がバスや別の乗用車などに衝突して1人が死亡、バスの乗客ら13人が負傷した多重事故で、衝突した乗用車を運転していた男性(77)=藤沢市=が神奈川県警の任意の調べに対して「加速しすぎてパニックになり、ブレーキを踏んだ記憶がない」などと供述していることが、県警への取材でわかった。藤沢署は、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで男性から任意で事情を聴いている。

後部座席の妻が死亡

署によると、男性は現場の約700メートル手前で減速後に再加速する際、アクセルを強く踏みすぎて急加速。大きなエンジン音に「びっくりしてパニックになった。アクセルを踏んだままハンドル操作だけでほかの車にぶつからないよう必死だった。バスに衝突して車がようやく止まった」などと説明し、動揺してアクセルペダルから足を離すことは思いつかなかったという趣旨の供述をしているという。現場にはブレーキ跡がなかった。

男性は当時、この事故で死亡した妻(77)を後部座席に乗せて、持病があった妻の通院のために病院に向かう途中だったという。妻はシートベルトを着用していたが、衝突の衝撃で頭などを強く打ったとみられる。男性自身も全身にけがを負ったが、署によると「色々な方を巻き込んでしまい、申し訳ない」と話しているという。

計5台が絡む事故で14人搬送

現場は信号のある十字路交差点。計5台が絡む事故で、計14人が病院に搬送され、1人が死亡、男性が負傷したほか、バスの乗客ら12人も軽傷を負った。