鹿児島県大崎町で1979年に男性の遺体が見つかった「大崎事件」で無実を訴える原口アヤ子さん(99)の第5次再審請求の4回目の進行協議が15日、鹿児島地裁で開かれた。弁護団は法医学者らの鑑定意見8件と二つの再現実験の結果から、タオルで首を絞めて窒息死させたとは考えられず、「他の死因が医学的に説明できる」と主張し、「殺人事件ではない」と訴えた。
弁護団が記者会見で鑑定意見の意義を説明
協議終了後に弁護団が記者会見した。8件の鑑定意見については、専門性が多様な臨床医や法医学者が「タオルによる窒息死とは認められない」という同じ結論に収束した点を強調したという。
約1時間の説明を裁判官が熱心に聞いたとし、八尋光秀弁護団長は「医学、法医学から見ても明らかな矛盾、そして明らかな合理的な疑いを立証できた」と話した。
次回は来年1月12日に開催、検察側は鑑定意見の提出準備
次回は来年1月12日。検察側は原判決を支持する鑑定意見などの提出準備を進めており、弁護側の鑑定人への意見聴取も要望したという。弁護団は状況に応じて、鑑定した法医学者らの証人尋問などを求めていく方針。