東京弁護士会は22日、自身が弁護していた刑事事件の被告に、警察署で携帯電話を使わせて通話をさせたとして、松本和英弁護士(78)を業務停止2カ月にしたと発表した。処分は16日付。
接見室で携帯電話をアクリル板に押し当て通話させる
弁護士会によると、松本弁護士は昨年8月、弁護人しか面会できない「接見禁止」の決定を受けた被告と、都内の警察署で接見した。その際、自身の携帯電話を接見室のアクリル板に押し当て、被告に知人と会話させた。
松本弁護士は過去にも同様の行為をしたと認めているといい、弁護士会は「偶発的な行為とは評価できない」と指摘。弁護士としての「品位を失うべき非行にあたる」と判断した。
松本弁護士は「断り切れなかった。情に負けた」と説明
松本弁護士は「断り切れなかった。情に負けた」などと説明しているという。
松本弁護士は今年3月、拘置所に収容中の男性に公判での証言を変えるよう求めたとして、証人等威迫の罪で起訴されている。