KFC、全店舗で品切れや臨時休業のおそれ ネット注文も停止 原因はニチレイへの不正アクセス
KFC全店舗で品切れや臨時休業のおそれ ネット注文停止

日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は7月14日、食品配送の委託先であるニチレイへの不正アクセスに伴うシステム障害の影響で、全国のケンタッキーフライドチキン店舗において、一部商品の品切れや販売メニューの制限、営業時間の短縮、さらには臨時休業が発生する可能性があると発表した。

この障害により、KFCの公式アプリとWebサイトからのオンライン注文、モバイルオーダー、デリバリー、配達代行サービスはすべて一時停止されている。復旧の見通しは立っていないという。14日納品分については、通常通りの納品が難しく、一部商品の配送に向けて調整を進めているが、確定していないとしている。

システム障害の背景と影響範囲

KFCは、15日以降については委託先の復旧状況を踏まえて改めて案内するとしている。各店舗の営業状況は流動的であり、利用者に対しては来店前に店舗情報を確認するよう呼びかけている。

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不正アクセスが発生したのは、食品物流大手のニチレイである。ニチレイは13日、不正アクセスとそれに伴うシステム障害を公表。ニチレイロジグループ各社の低温倉庫での入出庫業務と、ニチレイフーズの冷凍食品出荷業務に支障が出ているとしていた。個人情報や顧客データの社外流出は現時点で確認されておらず、調査を続けている。復旧時期は未定としている。

ITmedia NEWSの取材により、KFCの委託先が13日に不正アクセスを公表したニチレイ(東京都中野区)であることが明らかになった。

関連する不正アクセス事例

KFCのシステム障害は、ニチレイへの不正アクセスが直接の原因だが、近年、同様の不正アクセスによる被害が相次いで報告されている。

日本交通では、電話によるタクシー配車やハイヤーのWeb予約が停止したが、アプリ「GO」経由の配車は影響なく利用できる。また、複合カフェ「快活CLUB」の運営会社がサイバー攻撃を受けた事件では、警視庁サイバー犯罪対策課が新たに18歳の会社員の男を逮捕した。男はChatGPT製プログラムを使用し、グループには当時小学生6人もいたと報じられている。

BIGLOBEは7月6日、「BIGLOBEメール」への不正アクセスについて、メールアドレスとBIGLOBE ID計約502万6432人分の漏えいを確認したと発表。同じ基盤を使うニフティも同日、約224万8708人分の漏えいを公表した。アフラック生命保険は6月30日、顧客専用サイト「アフラック よりそうネット」などへの第三者による不正アクセスで、約438万人分の顧客個人情報が漏えいしたと発表。うち約23万人分には保険料振替口座の情報も含まれていた。

KFCの対応と今後の見通し

KFCは、今回のシステム障害について、委託先の復旧状況を踏まえながら、順次対応を進めるとしている。現時点では、オンライン注文やデリバリーサービスの再開時期は未定であり、店舗の営業状況も日によって変わる可能性がある。利用者は、KFCの公式サイトや各店舗の案内を確認するよう求められている。

KFCの発表文では、「お客様には大変ご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

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