福岡県飯塚市は28日、戦前に大衆の娯楽の場として開館し、2021年に休館した芝居小屋「嘉穂劇場」(国登録有形文化財)を10月24日に約5年ぶりに開場すると発表した。一般市民が内部を見学できるようになる。
1931年開館の木造芝居小屋
嘉穂劇場は1931年に開館した。江戸時代の歌舞伎様式を伝える木造2階建てで、国内最大の産出量を誇った筑豊炭田の発展とともに地域の人々に親しまれてきた。
運営していた認定NPO法人が2021年に解散し、飯塚市に無償譲渡された。市は現在の建築基準法に不適合な楽屋棟の撤去などを進め、開場が可能になった。
見学内容と今後の予定
見学では枡席や桟敷を自由に行き来でき、場面転換に使うために人力で回していた「廻り舞台」も間近に見ることができる。
今後は耐震補強工事などに着手する方針で、公演再開のめどは未定としている。



