鹿児島市議、草刈り問題で議運辞任し年内活動自粛へ 報酬は供託検討
鹿児島市議、草刈り問題で議運辞任し年内活動自粛へ

鹿児島市議会の入船攻一議員(81)が、市の管理ではない共同墓地の草刈りを市に依頼していた問題で、入船議員は9月30日の議会運営委員会で、議運の委員を辞任し、年内の本会議への出席や委員会活動を自粛する意向を明らかにした。

議員が倫理違反を認め、活動自粛を表明

入船議員は議運で、「職員の職務執行に影響を及ぼしたことへの責めは免れない」と述べ、市の政治倫理条例に違反する行為だったと認めた。その上で、活動の自粛方針を示し、その間の議員報酬については、供託することを検討するとした。

他の委員からは「十分に議論が尽くされていない」などの意見が上がり、入船議員の処遇を含め、閉会中の継続審査とすることを決めた。

差し入れは管理組合支出、公選法抵触せずと認識

一方、作業に当たった職員に飲料やプリンなどを差し入れたことについて入船議員は、「墓地の管理組合からの支出だった」として、公職選挙法には抵触しないとの認識を示した。

市職員延べ約90人が勤務時間中に作業

入船議員の依頼を受け、2022~25年度の計9日間、少なくとも延べ約90人の市職員が勤務時間中に草刈りに従事。一部の作業は市が業者に委託し、市営墓地の管理費から計62万円を流用した。市はその後、「不適切な支出だった」として、管理組合から全額の返還を受けた。