テレビ東京で午後10時から放送の『ガイアの夜明け』が、2025年7月に沖縄北部に開業したテーマパーク「ジャングリア沖縄」の開業1年に密着する。番組タイトルは「“崖っぷち”!?ジャングリア〜開業1年 新戦略に密着〜」。
開業直後の混乱と改善策
開業直後、大半のアトラクションで数時間の待ち時間が発生し、来園客から批判が殺到。さらに、広大な敷地内に屋根付き施設がレストラン程度しかなく、炎天下に取り残された客の不満がSNSで炎上し、イメージ悪化の要因となった。
運営会社のジャパンエンターテイメントは、通常の1日チケットの半額以下の手軽なチケットを発売したほか、受付後は列を離れて自由行動できるサービスも導入。オペレーションを根本から見直し、300分を超えていた待ち時間を最大60分程度にまで短縮させた。
新たな戦略と地域の声
しかし、一度ついたネガティブな印象は払拭しきれず、客足の低迷が続き当初想定した入場者数には届いていない。そうした中、副社長の佐藤大介氏(51)は巻き返しを図るべく、「ジャングリアもっと近くにプロジェクト」を立ち上げた。ネガティブな評判によって県外客の足が遠のくなか、改めて地域住民に目を向け、来場を促そうという試みだ。
まず仕掛けたのは、県民の本音を探る「ジャングリアのガラガラ」というイベント。「暑さ対策をしっかり」「小さな子どもでも楽しめるものを」といった要望や改善点を書くと抽選器(ガラガラ)を回せる企画で、これまでに5000を超えるメッセージが寄せられた。
さらに、沖縄の各自治体と連携する「わがまちウィーク」も開始。期間ごとに特定の自治体をフィーチャーし、独自カラーを打ち出した催しを行う。まずは地元である名護市と今帰仁村からスタートした。
地域事業者の“その後”
一方、“新たな経済圏”の核となるはずだったジャングリアの風に乗ろうと意気込んでいた地域事業者にも落胆の声が広がっている。開業に合わせて近隣にオープンした飲食店は、今どうなっているのか。
2025年7月放送で密着した、本部町でアセロラ農家を営む並里哲子氏(68)は、開業に合わせてコンビニ跡地に観光客向けの飲食スペースを併設した直売所をオープンさせた。1年ぶりに店を訪ねてみると、客の姿はまばら。想定していたほどの恩恵は受けられていないという。
それでも「ジャングリアに頼らず自分たちの力で成功させる」と気持ちを切り替えた並里氏たちは、自慢のアセロラをふんだんに使った新たな名産品づくりに乗り出す。しかし試行錯誤を繰り返す中、意外な問題が発生する。番組では、ジャングリアの反転攻勢と地域の“その後”を描く。



