長崎は9日、米国による原爆投下から81年を迎えます。世界各地では紛争が続き、核兵器増強の動きも出ています。犠牲者を悼み、平和を祈る営みをタイムラインで追います。
日本被団協、結成70年祝賀会
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は8日、長崎市内で結成70年祝賀会を開いた。日本被団協や平和団体の関係者約80人が出席。冒頭、原爆犠牲者に黙禱が捧げられた。
日本被団協代表委員の田中重光さん(85)は、主催者あいさつで「原爆の生き地獄を体験した被爆者は何の支援もない中、不安におびえ、いわれなき差別と偏見の中でじっと耐えて生きてきた」と振り返った。「人々は幸せになるために生まれてきた。戦争をするために生まれたのではない」と力を込め、核兵器廃絶と平和を願った。
各国大使が献花
原爆の日を前に、長崎平和式典に参列予定の大使ら各国代表が長崎市松山町の爆心地公園で次々と献花した。「核の傘」への依存や核兵器禁止条約への参加など立場は異なるものの、原爆で亡くなった人たちに思いをはせた。
核兵器禁止条約を批准しているマラウイのジョセフ・チクウェンバ副大使は「平和と調和のため、各国が、こうした兵器を保有する体制を終わらせることに合意することを願う」と話した。
長崎訪問は3回目というボスニア・ヘルツェゴビナのマト・ゼコ大使は、長崎に初めて来た際、原爆の被害に触れてショックを受けたといい、「核保有国の大統領らは、ここに来るべきだ」と呼びかけた。
9日の予定
- 07:15 人間の鎖 高校生平和大使が、爆心地公園で平和を願う「人間の鎖」をつくる。
- 10:45 平和祈念式典開式 長崎市の平和公園で平和祈念式典が開式。
- 11:02 黙禱 長崎への原爆の投下時刻。平和祈念式典などで黙禱。
- 11:03 平和宣言 長崎市の鈴木史朗市長が平和宣言をする。
- 11:12 平和への誓い 被爆者代表の本村チヨ子さん(87)が「平和への誓い」を読み上げる。
- 11:24 来賓あいさつ 平和祈念式典で来賓あいさつ。高市早苗首相や平田研・長崎県知事ら。



