「いぬかみっ!」イラスト無断使用で出版元提訴へ 330万円請求
「いぬかみっ!」イラスト無断使用で出版社提訴へ 330万円請求

小説「いぬかみっ!」のイラストレーターを務めた女性が、電子書籍の表紙に自らの作品と酷似したイラストを無断で使われたとして、出版社に対し330万円の損害賠償などを求める訴訟を近く東京地裁に起こすことが分かった。

「いぬかみっ!」のデザイン担当者が提訴へ

原告となるのは、ペンネーム・若月神無(わかつきかんな)さん(48)。代理人の牧野裕貴弁護士によると、若月さんは2003年に出版された小説「いぬかみっ!」で、表紙や挿絵に掲載された登場人物のデザインを担当した。同作は2006年にテレビアニメ化され、人気を集めた。

別出版社が電子書籍を配信、酷似イラストを主張

今年5~6月、小説の出版元とは別の出版社「WiZH」(東京)が、総集編と題して電子書籍版を配信。原告側は、電子書籍の表紙に若月さんの作品と酷似したイラストが無断で掲載されたと主張している。

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原告側は、登場人物の「緑色の長髪」や「胸元のペンダント」の特徴が一致しているなどとして、著作権侵害にあたると訴えている。若月さんは「何度も推敲を重ねたイラストを勝手に利用されるのは納得できない」としており、牧野弁護士は取材に「立場の弱い作り手の権利が、適切に保護される必要性を訴えたい」と述べた。

出版社側は否定コメント

WiZH側はウェブサイトで「本作が第三者の著作権を侵害するものではないと考えている」などとするコメントを掲載し、取材に「提訴がなされていない段階でもあり、現時点で追加で申し上げることはない。改めて事実を公表したい」と回答した。

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