被爆2世の医師が家族から引き継いだ被爆体験をまとめた手記の企画展が、県医師会館(広島市東区)で開かれている。展示は約1年間で、入場無料。開館時間は平日の午前9時から午後5時まで。
会場の様子と開会セレモニー
会場は同館1階の被爆伝承コーナーで、県内外の被爆2世の医師15人がつづった手記のパネルが並ぶ。展示初日の今月1日にはセレモニーが行われ、同会の松村誠会長が「被爆者から2世医師、さらに若い医師に被爆体験をつないでいく」と述べた。
寄せられた手記の内容
手記を寄せたアマノ病院(廿日市市)理事長の天野純子さん(64)は、祖父と父が入市被爆者。医師を夢見ていたという父の妹は、県立広島第一高等女学校(第一県女、現・県立広島皆実高)の生徒で、建物疎開の作業中に被爆し、3日後に亡くなった。天野さんは叔母と同じ名を付けられ、「夢を踏みにじり、尊い命を奪った原子爆弾による悲劇を二度と繰り返すことがないよう、切に祈っている」と記した。



