改修工事で休館中の岐阜城(岐阜市)で26日、天守閣の金のしゃちほこが地上に下ろされた。1997年の設置以来、取り外しは初めて。市は金箔を貼り直すなどし、2027年2月中旬ごろの再設置を目指す。
高さ約18メートルから慎重に下ろす
市観光コンベンション課によると、しゃちほこはオス(東側)とメス(西側)の1対で、それぞれ高さ1メートル10、重さ約100キロ。1997年に天守閣が大改修された際に設置された。
この日は、約200人の観光客らが見守る中、高さ約18メートルの天守最上部から地上に下ろす作業が開始された。しゃちほこは最上部で頭と尻尾に分け、一つずつリフトで慎重に下ろした。
子どもたちが約30年分の汚れを洗い流す
同課は、休館中だからこそ「今しかできない、今だからできる」体験をしてもらおうと、しゃちほこの掃除や記念撮影を企画。晴天の下、25人の子どもたちがスポンジや水鉄砲を使い、約30年分の汚れを洗い流した。岐阜市の小学2年、林希弦君(8)は「歯や目、尻尾をきれいに洗った。楽しかった」と汗をぬぐっていた。
市では今後、金箔を貼り終えたしゃちほこを市歴史博物館やぎふ金華山ロープウェー山頂駅などで1体ずつ展示。12月から来年2月には、同館で2体同時展示も予定している。
リニューアルオープンへ機運向上を
岐阜城館長の松田耕治・観光コンベンション課長は「来年11月予定の岐阜城のリニューアルオープンに向けて、今後も、機運向上につながるイベントを企画していきたい」と意気込んでいた。



