福岡県議会での金銭授受疑惑を巡り、自民党県議団幹部への支払いを証言した吉松源昭議員から金銭を要求されたと指摘を受けた中尾正幸副議長(61)が24日午前、議員辞職した。同日午後に記者会見する。
辞職の理由と否定の姿勢
議員辞職の理由について、「議会に迷惑をかけた。一般人として堂々と調査を受けたい」と説明しているという。金銭の受け取りについては否定している。
疑惑の経緯
疑惑を巡っては、吉松氏が2020年6月の議長就任前までに、当時所属していた自民党県議団の幹部へ計約2000万円を支払ったと証言。このうち1000万円について、当時の県議団幹事長・中尾氏の指示で、19年10月16日に当時の県議団会長・松本国寛議員(自民党福岡県連会長)に手渡したとしている。松本氏は面会を否定している。
吉松氏は、この受け渡し前日の音声データを公表。「大金やけんね。管理しとかんとね」といった音声が記録され、吉松氏は中尾氏の発言と主張していた。中尾氏は7月14日の記者会見で、改めて金銭授受を「事実無根」と否定する一方、音声データについて「科学的に解明されたならば、私の言葉なんでしょう」と述べ、自身の会話だと認めた。
中尾氏の経歴
中尾氏は北九州市若松区選出で当選6回。16年5月~17年5月に議長を務め、昨年5月に副議長となった。



