福岡県議会での金銭授受疑惑を巡り、正副議長就任前に自民党県議団幹部に金銭を渡したと証言した議員の一人が、読売新聞の取材に対し、当時幹部だった蔵内勇夫議長に500万円を手渡したと説明した。この証言は、これまでに授受を認めていた4人の議員のうちの一人によるもので、自民党以外の会派に所属する元副議長が名乗り出た形だ。
元副議長の証言内容
元副議長は、副議長就任前に会派幹部から「副議長なら500万円」と言われて準備していたと説明。副議長の選出約1か月前に行われた自民幹部と所属会派幹部らの懇親会の際、茶封筒に入れた現金を中身を告げずに蔵内氏に手渡すと、蔵内氏は「どうも」と受け取ったという。
蔵内議長の否定
蔵内氏は17日、県議会で報道陣の取材に応じ、金銭の受け取りについて「一切ございません」と否定した。また、「議会内の人事に関して、そういったことはあり得ない」と述べ、元副議長の証言を退けた。さらに、「匿名で色々なことを言っている人がいるが、うわさ話や匿名の話に答えることはできない」と語り、具体的な反論を避けた。
疑惑の背景
この疑惑は、福岡県議会の正副議長選出を巡る金銭授受が発端となっており、読売新聞の報道で表面化した。これまでに4人の議員が金銭の授受を認めているが、蔵内氏は一貫して否定している。県議会内では今後の調査や対応が注目されている。



