判決結果伝えず控訴機会失わせる 福岡県の弁護士を業務停止2カ月
判決結果伝えず控訴機会失わせる 福岡県の弁護士を業務停止2カ月

福岡県弁護士会は28日、民事訴訟の依頼者に判決日や結果を伝えず、控訴の機会を失わせたなどとして、高橋功太弁護士(37)を業務停止2カ月の懲戒処分にしたと発表した。高橋弁護士は「大変申し訳ないことをしました」と話す一方、連絡を怠った理由については「わからない」と話しているという。

訴訟終結から判決まで

弁護士会によると、高橋弁護士は2024年3月、誹謗中傷をめぐる損害賠償請求を依頼され、福岡地裁小倉支部へ提訴した。裁判の中で裁判所から、このままでは賠償請求は困難なケースだと示唆されたが、依頼者と十分に協議しないまま訴訟を終結させた。

25年1月に請求棄却の判決が出たのに、依頼者に期日や結果を報告せず、依頼者は控訴の機会を失ったという。

問題発覚の経緯

25年3月、依頼者が「弁護士から連絡がない」と弁護士会に相談し、問題が発覚。依頼者が懲戒請求していた。