福岡県は14日、服部誠太郎知事が2021年4月に就任して以降、知事と副知事が行った海外活動23件にかかった経費の内訳を公表した。総額は約3億3732万円に上り、最大の支出は2025年11月のパリ訪問で5031万円だった。
知事の宿泊費、基準の最大5.5倍
県によると、服部知事自身が17件、副知事が6件の海外活動を実施し、訪問先は14の国・地域に及ぶ。パリに次いで高額だったのは2023年4月のハワイ訪問で、経費は4929万円だった。
宿泊費について、県は知事らの1泊あたりの支出基準額を定めているが、服部知事の宿泊費は大半のケースで基準を上回った。例えば、2024年5月のロンドン・パリ訪問ではパリでの宿泊費が1泊13万4000円で基準額の5倍、同じく2024年5月のハワイでは12万6100円で5.5倍だった。県は高額な理由について「要人来訪に備えてグレードの高い部屋を用意したため」と説明するが、実際に要人を迎えたことはなかったという。
知事「反省している」、今後は宿泊費抑制へ
服部知事は14日、「値段の高い部屋に泊まったケースがあった。反省している」と述べ、県として今後宿泊費の抑制を図る方針を示した。また、支出の妥当性について第三者による評価を依頼し、その結果を9月に公表する予定だ。
今回の公表は、県議会の高額な海外視察が問題となったことを受け、県が海外活動を精査した結果によるもの。県は今後、適切な経費執行に向けて改善策を検討する。



