千葉県内を襲った豪雨の被災者を支援しようと、生活必需品の無償レンタル支援が本格化している。浸水で動かなくなった車両の代わりにレンタカー、浸水家屋には送風機などが貸し出されている。県内の被災地ではボランティアが活動する中、生活再建への支援の輪が広がっている。
車両の無償貸し出し、3日間限定で軽トラック提供
自宅が浸水し、マイカー2台も被害に遭った大網白里市在住の杉山陽一さん(61)は25日、3日間限定で借りた軽トラックを背に安堵の表情を浮かべた。「地方は車がなければ生活できない。病院に行くこともあり、困っていた。感謝しかない」と話す。豪雨の当時、自宅駐車場の水位は約50センチに達し、2台とも水につかったという。
貸し出しを行っているのは、日本カーシェアリング協会(宮城県)。東日本大震災を機に、これまで寄付で集めた車両の貸し出し支援を被災各地で展開しており、25日から大網白里市での活動を始めた。乗用車は最長7日間、軽トラック・軽バンは最長3日間貸し出す。12月25日まで何度でも利用できる。
申し込みは計129件、送風機やポータブルクーラーの貸し出しも
同協会によると、今月25日時点の申し込み状況は計129件で、乗用車の貸し出しが多い。予約が必要で、連絡先は(050・5799・4740)。受け付けは午前10時から午後4時(水曜、日祝日は休み)。
一方、岐阜県を拠点に災害支援に取り組むNPO法人「Vネット」(ジャパン・プラットフォーム助成)は、佐倉市や大網白里市などを通じて送風機を貸し出している。浸水家屋の床や畳などの乾燥に役立ててもらう。大網白里市では25日時点で100台ほどが利用されている。
柏市はポータブルクーラーを貸し出し、罹災証明書に基づき対応
熱中症対策として、簡易型の「ポータブルクーラー」を貸し出しているのは柏市。浸水でエアコンの室外機が水没するなどした世帯が対象だ。市の担当者は「罹災証明書などの内容を踏まえ、エアコンが故障した世帯に、こちらから要望をうかがうプッシュ型で対応している」と話している。



