フランス暴動、即時裁判で217人に拘禁刑 ほとんどは18~25歳の男
仏暴動、即時裁判で217人に拘禁刑 大半は若い男性

フランスのジェラルド・ダルマナン法相は22日、先週末の大規模暴動に関連し、217人が即時裁判で拘禁刑を言い渡され、収監されたと発表した。司法当局の「極めて厳格な」対応を称賛した。

拘束者2700人、217人が収監

ダルマナン氏はパリ郊外のフルーリーメロジ刑務所前で、17日以降に2700人が拘束されたと述べた。このうち1000人以上が起訴され、217人が拘禁刑を言い渡され、収監された。「この数字は現在も大幅に増え続けている」という。

初犯者も拘禁刑、司法の厳格運用

ダルマナン氏は記者団に対し、収監された217人について、「半数には前科がなかった」「ほとんどは18~25歳の男だ」と説明した。

「これは、検察官と裁判官が、前科・前歴がない初犯であっても拘禁刑を求刑したり科したりしていることを示している。司法が極めて厳格に運用されていることを示している」と述べた。

即時裁判の監督と今後のデモ

ダルマナン氏は、滞留している事件を迅速に処理し、犯罪の抑止につなげるため、即時裁判を監督すると表明している。今週末には、生活費高騰などに抗議する新たなデモが予定されている。

だが、一部の弁護士は、司法当局が弾圧に傾いていると批判している。

刑務所の過剰収容問題

フランスは他の多くの欧州諸国と同様、刑務所の過剰収容という問題を抱えている。だが、ダルマナン氏は、解決策は「受刑者数を減らすことではなく、刑務所の収容スペースを増やすことだ」と述べた。

司法省の統計によると、9月1日時点のフランス国内の受刑者・未決拘禁者数は9万20人で、収容定員の6万3348人を大幅に上回り、過去最多を更新した。