広島地裁で19日、勤務先の小学校で女子児童らにわいせつ行為などをしたとして、不同意わいせつや性的姿態撮影等処罰法違反罪などに問われた元広島市立小学校教諭の男性被告(40)の判決公判が開かれ、佐藤智彦裁判官は児童34人の被害を認定し、懲役9年(求刑懲役13年)の実刑判決を言い渡した。
犯行の内容と認定された被害
判決によると、被告は2023年1月から2025年6月にかけて、勤務先の小学校で児童3人の舌や髪に自身の性器を当てたほか、体調確認という名目などで児童3人の胸を触った。
さらに、児童の胸を露出させて撮影したり、着替え中の様子を盗撮したりした。判決はこれらの被害を受けた児童は計34人にのぼると認定した。
裁判官の指摘と被告側の主張
佐藤裁判官は、犯行が長期にわたり被害者も多く、常習性が顕著だと指摘。「計画性があり、教員であった被告に対する信頼や、被害者らの未熟さにつけ込んだ卑劣な犯行。被害者の健全な成長に対する悪影響が懸念され、刑事責任は重い」とした。
被告側は、上司から追い詰められ自制がきかない状態になっていたなどと主張していた。
懲戒処分と今後の対応
市教育委員会は昨年9月、被告を懲戒免職処分とした。



