高齢患者に熱湯や転倒、元看護助手に執行猶予付き有罪判決
元看護助手に執行猶予付き有罪、高齢患者虐待

大阪市生野区の「優心会厚生病院」で、認知機能が衰えた複数の高齢入院患者に対して暴行を繰り返したとして、傷害と暴行の罪に問われた元看護助手の被告(23)に対し、大阪地裁は14日、懲役2年、執行猶予4年(求刑・懲役2年)の有罪判決を言い渡した。

常習的かつ卑劣な犯行

鈴木真理子裁判官は「被害者の尊厳を踏みにじる常習的な犯行で、卑劣かつ悪質」と述べ、被告の行為を厳しく非難した。判決によると、被告は2024年3月と2025年3月、院内で70歳代女性の右手小指を熱湯につけたり、加熱したパッドに左手を押しつけたりしてやけどを負わせた。2025年4月には同僚の男と共謀し、別の70歳代女性の足や腹を蹴り、お茶の入ったコップを顔に投げつけた。さらに2025年5月には90歳代男性に段ボール箱をかぶせてたたき、転倒させた。

動機は「面白かった」「ストレスのはけ口」

被告は公判で起訴事実を認め、被告人質問では動機について「患者が言い返す反応を見て面白かった。ストレスのはけ口だった。歯止めが利かない状況になっていた」と述べた。判決は、被告が以前から同僚と一緒に患者に加害行為をしていたと指摘した。

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執行猶予の理由

一方で、被告が同種の職業に就かないと述べ、再犯防止の姿勢がみられることから執行猶予を付けた。これにより、被告は一定期間、同様の職に就かないことで再犯リスクを減らすと見なされた。

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