香川県警は16日、県立高松北中(高松市)で勤務していた外国語指導助手(ALT)の男(34)を不同意わいせつ容疑で逮捕した。男はフィリピン国籍で、岡山市北区在住の英会話講師。逮捕容疑は昨年11月10日、英語の授業でのマンツーマンのスピーキングテスト中に、女子生徒の着衣の上から胸や太もも、下腹部を触ったとされる。認否は留保している。
複数の生徒が被害を申告
県警の発表によると、男子生徒を含む複数の生徒が同中などに被害を訴えており、県警は関連を調べている。生徒の母親が今年5月29日に県警に通報したことで事件が発覚。県教育委員会は複数の被害申告を受け、男の派遣元である北九州市の企業に調査を依頼した。同社は「男は意図的な接触を否定している」として、今年1月に男を退職扱いとした。
県教委の対応に批判の声
県教委は「子どものプライバシー保護」を理由に、保護者が通報するまで県警に相談していなかった。淀谷圭三郎教育長は「学校内での出来事により逮捕される事案が発生したことは遺憾。警察の捜査には最大限に協力してきた」とコメントした。
生徒の母親は読売新聞の取材に応じ、「ほっとした。捜査員は非常に親身になり、熱心に話を聞いてくれた。女性の捜査員に対応いただくなど、娘の負担にならないよう配慮もしてもらった」と語った。一方で、県教委と同中の対応については「長期にわたって警察に相談しなかったことを反省、検証すべきではないか」と批判した。



