ニセ警察詐欺、金塊手口急増 心理特徴「権威への服従」影響
ニセ警察詐欺、金塊手口急増 心理特徴に警鐘

警察庁のまとめによると、全国で昨年1年間に確認された特殊詐欺の被害額は約1423億1000万円に上り、うちニセ警察詐欺が約7割を占める。

金塊購入させる手口が急増

最近のニセ警察詐欺で同庁が警戒を強めているのが、金塊を購入させてだまし取る手口だ。昨年、被害品が金塊の事件は35都道府県で計163件あった。被害額は約58億円で、前年から急増した。

心理学的特徴と対策

名城大の原田知佳教授(心理学)はニセ警察詐欺の特徴として、「捜査」「逮捕状」などの言葉で被害者の不安をあおり、「守秘義務」を理由に周囲への相談を禁じて孤立させる点を挙げる。一方で、寄り添う姿勢を見せて信頼関係を築こうとする点が巧妙だとする。

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また、警察官など権力があると認識した相手の指示には従いやすくなる心理現象「権威への服従」の影響を指摘。人は強い不安や動揺を感じると冷静な判断が難しくなり、相手からの具体的な指示に従う傾向がさらに強まるという。

原田教授は、犯罪グループは次々と手口を変えてくるとした上で、「被害に遭うのは、皆に共通する心理的な特徴による面もある。自分にもこうした特徴があることを理解し、電話やSNSで金銭を求められた場合は一度立ち止まり、第三者に相談してほしい」としている。

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