福井県の永平寺町議選(定数14)が21日に告示され、現職10人、新人4人の計14人のほかに立候補の届け出はなく、全員の無投票当選が決まった。当選者の党派は共産1人、無所属13人。女性は1人。
無投票当選は2回目
2006年の合併で現在の永平寺町が発足後、無投票当選は前回に続き2回目。地方議会では議員のなり手不足が課題で、全国町村議長会によると、2019年5月からの4年間に行われた町村議選で、無投票の割合は27.4%に達した。
高齢化が進行
今回の町議選当選者の年齢別内訳は、70歳代が7人と半数を占め、50、60歳代が3人、40歳代が1人で平均年齢は65.2歳。前回は64.7歳、前々回は63.1歳で高齢化が進む。
なり手不足の理由
町議会が昨年、町民を対象に実施したアンケートによると、なり手不足の理由として、▽町民の政治への無関心▽仕事の両立との難しさ▽議員報酬額の少なさ――が挙げられた。
報酬引き上げも効果薄く
なり手不足解消に向け、町は町議会の要望を受け、県内自治体で最低だった議員報酬を月額3万円引き上げ、8月から25万円とする。町議会も、開会する曜日を固定し、仕事などとの両立を図れるように運用を改めた。
今回、現役世代が出席しやすいよう、立候補予定者説明会は平日と日曜の計2回開催された。それでも、参加は定数を下回る11陣営にとどまった。当選者の一人は「報酬は低く、いくら頑張れと言われても、別の収入源がないと議員はできない」と話す。
今回初当選した一人は、「夜間議会の開催など議会改革を進め、若手がやりたいと思える議会にしたい」と話した。



