警視庁は27日、酒に酔って普通乗用車を運転し、東京都江東区の交差点で80代女性をはね死亡させたとして、同区の会社員菱山浩一容疑者(62)を自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死)の疑いで逮捕したと発表した。改正法に基づく危険運転致死容疑での逮捕は全国初となる。
事故の概要とアルコール検出
逮捕容疑は26日午前4時半ごろ、江東区東陽6丁目の交差点で、横断歩道を青信号で渡っていた80代女性を普通乗用車ではね、死亡させたというもの。女性は全身を強く打ち、現場で死亡が確認された。菱山容疑者の呼気からは、改正法が危険運転の基準とする1リットル当たり0.5ミリグラム以上のアルコールが検出された。
改正法の内容と容疑者の供述
自動車運転死傷処罰法の危険運転致死傷罪は、特に危険で悪質な運転行為を故意犯として処罰するもので、最高刑は拘禁刑20年。21日に施行された改正法では、飲酒運転のアルコール濃度基準値や、速度超過の数値基準(時速50キロ以上など)が新たに規定された。
菱山容疑者は「酒を飲んで運転したことは間違いない」と述べる一方、「女性をはねた記憶はない」などと供述しているという。



