発生から1週間が経った熊本地震の被災地では、臨時休業の店が少なくない。水や食料、ガソリンといった生活必需品はどこで手に入るのか――。そんな身近な情報がまとまったサイトが熊本県内で好評だ。誰もが投稿でき、無料で見られる。自らも被災した女性が生成AI(人工知能)を駆使し、避難所でサイトを開設した。
「イマココナビ」に投稿相次ぐ
掲示板サイト「イマココナビ」には、熊本県内のスーパーなどの営業状況や品ぞろえを知らせる投稿が相次いでいる。「ここは食料品の品ぞろえ多いです」「2リットルの水がたくさん売っていました」といった書き込みのほか、仮設トイレの設置場所や井戸水をくめる飲食店の情報もあり、投稿は8月5日時点で4千件を超えた。
開発者は被災した女性
開発したのは御船町の加悦美里さん(38)。地震が起きた7月28日夕は自宅にいて、その後近くの町カルチャーセンターへ避難した。SNSを見たところ、開いているコンビニやガソリンスタンドの情報を求める投稿があふれていた。一方で、「ここのコンビニは開いています」などと知らせる書き込みもあった。
「住民が情報交換しやすいサイトを作ればすぐに役立つはずだ」。仕事でHPを作った経験もあり、そうひらめいた。加悦さんは「地震発生時に価値ある情報をまとめられるサイトを作りたい」と生成AIに指示しながら「イマココナビ」を完成させた。
10年前の被災で痛感
2016年の熊本地震で経験したことも思い返したという。当時、5歳と3歳の子供を育てていた。



