鳥取県の平井知事は26日の定例記者会見で、伯耆町の県道沿いに食パンなどが捨てられていた問題について、投棄が廃棄物処理法や自然公園法に抵触するとの認識を示した。また、白兎海岸(鳥取市)でも食パンが捨てられていたことを明らかにした。
知事「明確に法律違反」と強調
平井知事は会見で「県として、明確に法律違反に当たると申し上げたい。軽い罪ではなく、模倣犯のようなことも厳に控えてほしい」と語気を強めた。
自然公園法では、国立公園の特別地域でごみを捨てることだけでなく、動物に餌を与える行為も禁じている。現場付近ではクマの目撃もあり、平井知事は「餌付けによって、クマがパンを食べるようになる可能性がある危険な行為」と指摘した。
白兎海岸でもパン散乱、別製品と判明
14~20日に同町の県道沿いに投棄されたパンと生の鶏肉計約40キロ以外にも、白兎海岸で21日に食パン約10個が散乱しているのを県職員が確認、回収した。また、県が両所に捨てられたパンをそれぞれ調べたところ、油脂の成分が異なり、別々の製品と考えられることも判明。県警と連携して巡回を強化している。
SNS上のAI生成画像にも言及
また、X(旧ツイッター)を含むSNS上に、クマが廃棄されたパンを見つめているなど、生成AIで作られたとみられる画像が複数投稿されたことも確認したという。平井知事は「こうした状況はなく、鳥取に対する誤った見方が出ることで経済的被害につながりかねない」と述べた。



