大阪市北区の天神橋筋商店街や大阪天満宮で8月下旬に開催されてきた「天神天満阿波おどり」が休止されることになった。関西最大級の阿波おどりだったが、見物客が増えすぎて買い物客の通行や店の営業に支障が生じるためという。
「日本一長い」商店街で開催されてきた伝統の踊り
阿波おどりは発祥地の徳島県以外でも、愛好者が多い。踊り手の「連」と呼ばれる近畿のグループが「関西阿波おどり協会」を結成し、各地で踊っている。
天神天満阿波おどりは、同商店街で2013年に開かれた徳島県の物産展で、同協会のメンバーが踊りを披露したことをきっかけに始まった。県も協力し、コロナ禍で中止になった以外は毎年開催してきた。昨年は一般募集を含む540人が同天満宮の本殿前で「総おどり」を披露し、約300人が同商店街を約1キロほど練り歩いた。
見物客の増加が買い物客の妨げに
同商店街(2.6キロ)は「日本一長い」と言われる。多くの見物客らが集まるため、店側から「買い物客の妨げになる」「売り上げ増につながらない」などの意見が寄せられていたといい、同おどりの実行委員会が今夏の休止を決定した。
天神橋筋商店連合会の堀浩之会長は「デメリットがメリットを上回った」と話し、現状では再開は難しいとの認識を示している。



