赤沢経産相が決済代行業の実態調査を表明
赤沢亮正経済産業相は7月14日の閣議後記者会見で、クレジットカード決済代行会社「全信」の破産開始決定に関連し、決済代行業の実態が明確でないことを踏まえ、関係省庁と連携して再発防止策の検討に向けた実態調査を行う方針を明らかにした。規制導入については「加盟店への資金繰りへの支障などが生じる懸念がある」として、現時点では慎重な姿勢を示した。
決済代行業の仕組みと問題点
決済代行業は、カード会社から加盟店に支払われる売上金を代わりに受け取ることを前提に、手元資金を必要とする各加盟店に先んじて売上金を支払うことを事業内容としている。この事業領域が金融庁などの所管とまたがる可能性があり、連携して決済代行業の実態を調べた上で、原因究明や再発防止策を検討する方針を明らかにした。
現行法の規制対象外
経産省が所管する割賦販売法は、消費者への与信業務を行うカード会社を対象に登録制を敷き、業務状況などを監視しているが、与信業務を行わない決済代行業は対象外となっている。
規制導入への懸念
赤沢氏は加盟店への未払い防止に向けた国による規制導入の是非にも言及。その場合、加盟店手数料の引き上げや売上金の支払いサイクルの長期化などにつながり、資金繰りに影響する懸念があるとして「現時点において監視の強化に関しては慎重に検討すべきだ」と述べた。
特別相談窓口の設置状況
経産省が設置した特別相談窓口への相談件数は13日時点で82件で、内容は資金繰りへの不安や融資制度の概要など多岐にわたる。



