94年比航空機爆破事件で不起訴 アルカイダ幹部のラムジ・ユセフ受刑者、那覇地検が処分決定
94年比航空機爆破で不起訴 アルカイダ幹部、那覇地検が決定 (09.04.2026)

1994年比航空機爆破事件で不起訴処分 アルカイダ幹部のラムジ・ユセフ受刑者

那覇地方検察庁は4月9日までに、1994年に沖縄県・沖大東島西方の海上を飛行中のフィリピン航空機内で爆破装置を爆発させたとして、航空危険行為処罰法違反容疑で書類送検されていたイラク国籍のラムジ・ユセフ受刑者(57)を不起訴処分とした。処分日は3月27日付。同受刑者は事件当時、国際テロ組織アルカイダの幹部だったことが確認されている。

不起訴の理由と地検のコメント

那覇地検は不起訴の理由について、「本件を含め米国で有罪判決を受け、禁錮240年と終身刑が確定している」と説明。さらに、「条約で確定判決を受けた被疑者は引き渡されないなど諸般の事情を総合的に考慮した」とコメントした。米国での刑が確定していることや国際的な司法協力の枠組みが判断材料となった模様だ。

事件の詳細と被害状況

事件は1994年12月に発生。ラムジ・ユセフ受刑者は、乗客乗員293人が搭乗したフィリピン航空機内で、乗客の日本人男性(当時24歳)の座席下付近に仕掛けた爆発物を作動させ、男性を死亡させた疑いで先月25日に書類送検されていた。被害は以下の通り:

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  • 日本人乗客1名が死亡
  • 日本人乗客10名が負傷
  • 機体は那覇空港に緊急着陸を余儀なくされた

背景にある大規模テロ計画

警察白書によると、ラムジ・ユセフ受刑者らは米旅客機12機を同時爆破する「ボジンカ計画」を企てていた。今回のフィリピン航空機事件は、その大規模テロ計画のテストケースとして実行されたとされている。この計画は後に未遂に終わったものの、国際的なテロ対策に大きな影響を与えた。

現在、ラムジ・ユセフ受刑者は米国で収監中であり、米司法当局による厳重な管理下に置かれている。今回の不起訴処分は、日本の司法当局が国際的な刑事情報や条約を踏まえた判断を示した事例として注目される。

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