食道がん新薬テロメライシン販売開始、世界初のウイルス製剤
食道がん新薬テロメライシン販売開始、世界初のウイルス製剤

オンコリスバイオファーマは25日、食道がんの新薬となるウイルス製剤「テロメライシン」(一般名スラタデノツレブ)の販売を開始したと発表した。同社によると、食道がんに対するウイルス製剤は世界初となる。

治療の特徴と対象患者

新薬は、かぜの症状を引き起こすアデノウイルスの遺伝子を改変したもの。正常な細胞では増殖せず、がん細胞でのみ増殖して破壊する。副作用として発熱や一時的なリンパ球の減少が現れることがある。

対象は外科手術や従来の抗がん剤治療が適応されない患者で、ステージにかかわらず使用できる。放射線療法と併用し、口から入れた内視鏡を通して計3回、がん組織に投与する。

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薬価と今後の展望

薬価は患者1人当たり約930万円で、高額療養費制度の対象となる。副作用が少なく、外来通院も可能としている。

浦田泰生社長は記者会見で「生活の質を高く保つ治療を展開できる。新しい時代の入り口となった」と述べ、「食道がん治療の新しい選択肢となる」と強調した。また、喉頭や直腸、肛門のがんにも使えるよう開発を続けるという。販売は富士フイルム富山化学(東京)が担う。

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