52歳の女性ライター、伯耆原良子さんは、ある日突然、胸のバクバクという動悸に襲われた。ストレスか更年期症状かと不安を抱えながらも、思い切って不整脈専門クリニックを訪れた。そのクリニックは、2016年に日本初の不整脈専門クリニックとして東京・世田谷に開院した「東京ハートリズムクリニック」である。新宿院の院長を務める井上健司医師は、循環器内科医として30年のキャリアを持つベテランだ。
フランクな第一声と丁寧な問診
診察室に入ると、井上院長は「伯耆原さんとお呼びするんですね! 素敵なお名前ですけど、どちらのご出身ですか?」と、思いがけないフランクな第一声をかけた。これに伯耆原さんはいい意味で拍子抜けしたという。さらに井上院長は、デスク上のワイヤレスキーボードをヒョイっと自身の膝の上に乗せ、体ごと100%こちらに向け、患者の目を真っすぐに見つめながらゆっくりと相づちを打ち、症状の一つひとつに耳を傾けた。
「お話を聴く限り、心臓に大きな問題があるとは考えにくいですが、安心するためにも、まずは心電図と血液検査、胸部レントゲンの検査をしてみましょう」と井上院長。最初から原因を見抜いているかのような口調だったが、病の恐怖におののく伯耆原さんは「徹底的に調べたい」と、さらなる追加検査として「心エコー(心臓超音波検査)」と「24時間ホルター心電図」までお願いした。
スピーディな検査体制で即日結果
心臓病の有無をスピーディに調べる検査体制が整っており、心電図、採血、レントゲン、心エコーと検査が進められ、わずか40分ほどで終了。さらに検査結果も即日出るという。とくに心エコーは、大学病院や総合病院であれば「では、来週以降の予約で」と言われることも少なくない。しかし、同クリニックでは複数人の臨床検査技師と心エコー機器が2機そろっているため、即日検査が可能だった。心臓に不安を抱える者にとって、すぐその場で精密な検査が受けられることは、何よりの精神安定剤となった。
診断結果は「まったく問題なし」
ドギマギしながら再び診察室へ向かうと、ドアを開けるや否や、「まったく問題なかったですよ!」と、井上院長の明るい声が飛び込んできた。そして、検査データや画像を見ながら、心臓の状態を論理的に解説してくれた。伯耆原さんは、この迅速な診断と丁寧な説明によって、大きな安心を得ることができたという。
この体験は、突然の動悸に悩む多くの人にとって、専門クリニックの存在意義を示すものとなっている。不整脈専門クリニックでは、一般の病院よりもスピーディに検査が受けられる利点があり、早期診断・早期安心につながる。井上院長は「心臓に少しでも不安があれば、早めに専門医に相談してほしい」と述べている。



