令和に入って初めてとなる全国的なコメ不足が発生し、スーパーの棚から米が消える事態となっている。背景には昨年の猛暑による不作や、流通構造の変化が需給を逼迫させたことがある。
スーパーの棚から米が消えた
全国のスーパーでは、米の在庫が品切れとなる店舗が相次ぎ、購入制限を設けるところも出ている。消費者からは「いつ入荷するのか分からない」という不安の声が上がり、買いだめの動きも見られる。
農林水産省の調査によれば、民間在庫は前年同月比で大きく減少しており、需給の逼迫が鮮明になっている。
猛暑と流通構造の変化が背景に
昨年の記録的な猛暑は、稲の生育に悪影響を及ぼし、全国的な不作を招いた。特に、西日本で被害が顕著で、収穫量が平年を下回る地域が多かった。
また、流通面では、コロナ禍で外食需要が落ち込んだ反動で、家庭用の米の需要が増加。さらに、物流業界の人手不足により、必要な量の米が迅速に店頭へ届かないケースも指摘されている。
今後の見通しと影響
新米の出荷が本格化するのは秋以降とみられ、それまでの間、品薄状態が続く可能性がある。価格も高止まりしており、家計への負担が懸念される。
政府は備蓄米の放出も検討しているが、市場への影響は未知数だ。消費者は当面、価格高騰と品薄に備える必要がありそうだ。



