慢性的な疲労や倦怠感に悩む人は少なくありません。内科医の本間良子氏(スクエアクリニック院長)は、その原因の一つに小麦の摂取があると指摘します。朝起きられない、体が重い、だるさが抜けないといった症状は、副腎の疲労が関係しているといいます。
副腎疲労と朝食の関係
「がんばれない」という状態は、副腎が疲労を起こしていることを意味します。体内の各部位で炎症が起こり、副腎からコルチゾールが過剰に分泌されることで、「ただただ疲れる」状態になるのです。
そんな朝に、副腎を一時的に働かせるために楽な食事は、砂糖がかかった甘いパンや、ミルクや砂糖入りのコーヒーなど、血糖値を一気に上げるもの。しかし、これがさらなる疲労を招く悪循環を生みます。
ドーナツとカフェラテの落とし穴
「ドーナツと熱いカフェラテがなければ、一日がはじまらない」という人もいるかもしれません。コルチゾールが出ると血糖値が上がりますが、血糖値が上がってもコルチゾールは上がります。そのため、朝から甘いものを欲する人は、すでに副腎が疲労気味といえます。
また、コーヒーに含まれるカフェインは、だるさや疲れを一時的にごまかす効果があります。副腎疲労の人は、コーヒーやコーラを何杯も飲む傾向があるそうです。
慢性的な不調を防ぐために
現代は、カフェやコンビニで朝から簡単に食事ができるため、昔に比べて副腎疲労になりやすい環境が整っています。しつこい疲れや倦怠感、冷え症などの症状に悩まされているなら、小麦を抜くことが有効かもしれません。
本稿は、本間良子氏の著書『小麦抜きのすすめ』(アスコム)の一部を再編集したものです。



