手指の変形や痛みを引き起こす「ヘバーデン結節」は、50代女性の半数が経験するといわれる。指関節の違和感や痛みは、基本的に手指を動かしたときに表れ、症状は強くなったり弱くなったり、治まったと思ったらほかの関節に表れたりと変化することもある。
「ただ、この違和感や痛みは数年で自然と和らいでいくことが多いです。一方で、関節が太くなったり、曲がったりした状態は元には戻らず、そのままの状態になります」と下江医師は説明する。
症状を軽減させるセルフケア2つ
痛みを伴わない変形は日常生活に支障を及ぼさないかもしれないが、名刺を渡すなど指先を人に見せる職業では整容的な問題が大きく、変形をできるだけ軽い程度にとどめたいと思う人も多い。
下江医師は「手術によって変形を治すことは可能ですが、変形した指すべてに行うのは現実的ではないですし、手術なので体への負担も大きい。日常生活でのセルフケアが原則です」と話す。
実際、下江医師らがヘバーデン結節などの治療で最初に行っているのは、日常生活での工夫を中心とした保存療法だ。ここでは、2つのセルフケアを教えてもらった。
【夜間の固定で症状が改善】



