夏休みの子どもの心の不調、見逃さないで 生活リズム変化が原因に
夏休みの子どもの心の不調、見逃さないで

夏休みに入ると子どもの生活リズムが大きく変わり、その前後で心に不調が生じることがあります。周囲の大人は、ちょっとした変化に目を配り、必要に応じて対応することが大切です。

専門家が指摘する体調不良のサイン

奈良県立医科大教授(児童精神医学)の岡田俊さんは「心の負担が重くなると、食欲不振や腹痛、不眠といった形で体の調子が悪くなることがあります。こうした変化に気づいたら、まずは体を気遣ってあげてほしい」と呼びかけます。

子どもから話を聴く時は、否定したり責めたりせず、気持ちを受け止めてあげましょう。岡田さんは「悩みの背景には、複雑な事情が絡んでいることが少なくありません。話に耳を傾ける際には、問題の要因を一方的に決めつけないようにすることが重要です」と助言します。

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子どもと向き合うときに心がけたいこと

子どもは、自分の気持ちを言葉にしたり、素直に助けを求めたりしにくく、「何でもない」「知らない」などとつれない態度をとることがあります。そのような場合は無理に尋ねようとせず、「いつでも相談に乗るよ」という姿勢を示しましょう。

スマートフォンやタブレット端末を手放せず、勉強をしなかったり昼夜逆転の生活になったりするケースもあります。保護者の立場からすると、「スマホや端末を取り上げてしまいたい」という気持ちになるかもしれません。しかし、岡田さんは「スマホなどで友人らとつながっているという子どもは少なくありません。取り上げることで、居場所をなくしてしまうことにもなりかねません」と説明します。スマホなどの使い方について、互いが納得するよう話し合ってみましょう。

夏休み明けは特に注意

特に注意が必要なのは夏休み明けです。心の負担を減らすには、休み中も可能な限り普段と生活リズムを変えないようにします。日中は熱中症対策をして外出するなどし、生活にメリハリをつけると体も疲れて夜によく眠れるようになります。

電話やSNSによる相談窓口もあります。身近な人に悩みを話しづらければ、頼ってみるのもよいでしょう。(鈴木恵介)

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