親思いの平治しのぶ供養祭、津市の阿漕塚で読経や紙芝居
親思いの平治しのぶ供養祭、津市の阿漕塚で読経や紙芝居

津市の阿漕浦海岸が舞台の民間伝承「阿漕平治」に親しみを感じてもらおうと、主人公・平治の命日とされる16日、同市柳山津興の史跡「阿漕塚」で供養祭が開かれた。

伝承のあらまし

伝承では、親思いの漁師・平治が病にかかった母を救うため、禁漁区だった阿漕浦で密漁をするも捕らえられ、簀巻きにして海に沈められた。近くにある阿漕塚は平治の怨念を鎮めるため、建てられたものとされる。

供養祭の様子

この日は紙芝居の上演や講談師による講談などが行われ、平治の生涯を伝えた。その後、参加者らは阿漕塚に向かって手を合わせた。参加した津市立片田小6年池山夏未さん(12)は「自分も平治のように親孝行したい」と誓った。

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保存会の解散と今後の展望

民話の伝承を担ってきた「阿漕平治保存会」は高齢化などで解散。以来、阿漕塚の清掃などは地元住民らが担っているという。平治の菩提寺の上宮寺住職・清水谷亮雅さん(55)は「どう親しんでもらうか、時代に合わせたやり方を模索していきたい」と話した。

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