生活困窮者らを支援する北九州市のNPO法人「抱樸(ほうぼく)」は、身寄りがなく路上で亡くなるなどした人たちの追悼集会を小倉北区の勝山公園で開いた。炊き出しもあり、参加者にカレーが振る舞われた。
約200人が参加し献花
追悼集会は毎年1月と8月に開いており、8日夜にはボランティアを含め約200人が参加。会場には、亡くなった人の氏名や「氏名不詳」と書かれた木札が約100人分並べられ、参加者が献花して手を合わせた。カレーを受け取った男性(45)は「知り合いに会えるのが楽しみでよく参加している。一人よりみんなで食べる方がおいしい」と笑顔を見せた。
「希望のまち」建設進む
抱樸は、特定危険指定暴力団「工藤会」の旧本部事務所跡地(小倉北区)に複合型福祉施設「希望のまち」の建設を進めている。交流スペースや生活困窮者ら向け救護施設、困りごとに対応する相談窓口などを設ける予定で、今月中には完成し、10月末のプレオープンを目指している。奥田知志理事長は、「『希望のまち』は、家族じゃない人たちが家族のように過ごす場所。核家族や生涯未婚の人が増える中、そんな場所が作れたら、自分のみとりを心配する人はいなくなる」と話している。



