玄海町長選あす告示、核のゴム概要調査巡り論戦か 新人と現職の一騎打ち
玄海町長選あす告示、核のゴム概要調査巡り論戦か

玄海町長選は21日に告示される。新人で元町課長の日高大助氏(55)と3選を目指す現職の脇山伸太郎氏(69)がともに無所属での立候補を表明しており、一騎打ちとなる公算が大きい。高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分地選定の第二段階「概要調査」を受け入れるか否かの判断が町政の課題となっており、選挙戦を通じて論議が活性化するか注目される。

文献調査終了後も報告書未提出

九州電力玄海原子力発電所を抱える同町では、脇山氏が最終処分地選定手続きの第一段階となる文献調査を受け入れ、2024年6月に同調査が開始された。今年6月で調査終了の目安とされる2年が経過したが、調査主体の原子力発電環境整備機構(NUMO)はまだ報告書を示していない。

文献調査後、概要調査に進むには地元首長らの同意が前提となる。しかし、日高、脇山の両氏とも立候補表明の記者会見などでは「文献調査の結果を待って判断する」との考えを述べるにとどめている。

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町民からは論議の深まり期待

概要調査の受け入れの是非が町長選の争点とはなりそうにないが、「文献調査の結果判明前でも、原発立地自治体である玄海町にさらに最終処分場を設けることの妥当性など、原子力政策についての基本的な考えは、町長選候補者として積極的に語ってほしい」(60代農業男性)と、論議の深まりを期待する声は町民の中で根強い。

前回2022年の町長選では脇山氏が無投票で再選された。選挙戦になれば8年ぶりとなる。

投票は26日、有権者数4038人

立候補の届け出は21日午前8時半~午後5時、町役場で受け付ける。投票は26日午前7時~午後6時に町内3か所で行われ、同7時から町役場大会議室で開票する。選挙人名簿登録者数は6月1日現在、4038人。

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