読売新聞社が実施した全国世論調査(郵送方式)で、政府の書店活性化の取り組みにより書店が増えることに「期待する」と答えた人が6割を超えた。また、全国の市区町村の4分の1以上が書店ゼロの「無書店自治体」となっている現状について、改善が必要だと「思う」との回答も6割を超えた。
政府の書店活性化策への期待
政府は、街の書店を地域の重要な文化拠点と位置づけ、本の在庫管理が容易になるICタグの普及や改装支援などで書店の活性化に取り組んでいる。この取り組みで書店が増えることに「期待する」は61%、「期待しない」は37%だった。
無書店自治体の改善意識
無書店自治体の状態について、改善する必要があると「思う」との回答は63%(昨年調査61%)で、「思わない」は34%(同36%)だった。「思う」と答えた人では、政府の書店活性化策に「期待する」が84%、「期待しない」が16%だったのに対し、「思わない」とした人ではそれぞれ22%、77%と逆転した。書店減少に対する危機感が強い人ほど、政府の取り組みに期待していることが示された。
書店の価値と利用実態
地域に書店があることの良いところ(複数回答)は、「実際に本を手に取って確認しやすい」が66%で最多。「欲しい本をすぐに入手できる」42%、「思わぬ良書に出会いやすい」28%などが続いた。
本を買う場所(複数回答)は「書店」が72%(昨年調査74%)で最多、「オンライン書店」が27%(同29%)だった。書店に行く頻度は「月に1回程度」27%(同26%)、「数か月に1回程度」21%(同23%)などの順だった。
調査は8月24日~9月30日、全国の有権者3000人を対象に行われ、2000人から回答を得た(回答率67%)。