農林水産物輸出、上半期最高の8977億円 抹茶需要で緑茶83%増
農林水産物輸出、上半期最高8977億円 緑茶83%増

農林水産省が4日に発表した2026年1~6月の農林水産物・食品の輸出額は、前年同期比10.9%増の8977億円となった。比較可能な2002年以降の上半期として最高額を更新した。

品目別の好調品目

品目別では、ラテやスイーツ用の抹茶需要が拡大している緑茶が83.5%増の483億円、北米や韓国向けが堅調で単価も上昇しているブリが69.0%増の435億円となった。日本食への関心の高まりを受け、マヨネーズなどの「ソース混合調味料」も好調で、これら23品目が上半期の過去最高額を記録した。

国・地域別の状況

国・地域別では、米国が15.3%増の1626億円で最も多く、香港(1100億円)、中国(940億円)、台湾(882億円)が続いた。上位10か国・地域のうち、米国など8か国・地域で上半期最高の輸出額となった。

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一方、中東情勢の緊迫化を受け、清涼飲料水や牛肉などの輸出が落ち込んだアラブ首長国連邦(UAE)向けの輸出額は1割超減少した。農水省の担当者は「船舶輸送に影響が出ているほか、現地の観光客向けレストランの需要が落ちた」と説明している。

政府目標への課題

政府は輸出額を2030年に5兆円に拡大する目標を掲げているが、達成には年率約24%の成長が必要となる。鈴木農相は4日の記者会見で「抜本的なペースアップが不可欠」との認識を示し、産地育成や、相手国の輸入規制の撤廃協議などに取り組む考えを示した。

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