7月17日、改正皇室典範が参院本会議で可決し、成立した。ジャーナリストの尾中香尚里氏は「気になるのは、まるで自民党に追いすがるように改正案に賛成した中道改革連合の態度だ。彼らは、野党第1党固有の役割を担えていない」と述べている。
皇室典範改正を押し通した高市政権の横暴
改正皇室典範は、爆速で成立した。旧態依然とした男尊女卑志向、皇位継承への恣意的な政治介入が懸念される内容で、読売新聞も「見識を疑う」と切り捨てるほど、多くの全国紙や地方紙の社説で激しく批判されている。
許せないのは、高市政権と自民、日本維新の会の連立与党による「すべて自分の思い通りにする」「異論は一切認めない」という傲岸不遜な態度だ。世論調査でも早期成立は望まれていなかった。事前の各党間の話し合いでまとめた「立法府の総意」にはなかった「養子として皇室に入った旧宮家の男系男子の息子が皇位継承権を持つ」ことが「だまし討ち」のように盛り込まれた。高市首相は、衆参わずか3時間ずつの委員会審議で成立させた。
多くの人を失望させた中道の態度
中道改革連合は、自らが求めた付帯決議案の修正を自民党に蹴り飛ばされたにもかかわらず、改正案に賛成した。この態度は、立憲系のコアな支持層を萎えさせ、非自民系無党派層にも失望を与えた。街の喫茶店で「中道、だらしないねえ」と話す声も聞かれる。
尾中氏は「野党第1党としての戦い方を忘れ、他の中小政党と変わらない立場に自らを押しとどめている」と指摘。野党第1党は自民党に対する「政権の選択肢」という特別な役割を求められているが、その自覚が著しく不足していると結論づけている。



