石破前首相が新党結成か、中道改革連合の「解党5秒前」状態を田中秀臣氏が分析
石破前首相新党論、中道改革連合は「解党5秒前」と田中秀臣氏

中道改革連合(中道)の勢いが完全に失われている。もはや「解党5秒前」の様相を呈している。反高市勢力として見た場合、自民党の石破茂前首相が依然として存在感を示す一方で、中道の影は薄い。立憲民主党が中道への合流を見送ったことで、公明党を含む3党合流の可能性は消滅し、中道の政治的求心力は事実上、終焉を迎えたといえる。

中道改革連合とは何だったのか

中道改革連合は、今年2月の衆院選直前に、衆院の立憲民主党と公明党が合同して結成された政党である。結党直後には、多くのメディアが「自民党は選挙で惨敗するのではないか」と試算していた。当時の報道では、「もし前回衆院選で中道改革連合があったら?議席試算、結果は第1党」(朝日新聞、1月17日)や「立憲&公明党の中道改革連合は小選挙区で議席増!強烈な寒波が追い風に?連合と創価学会の組織票に支えられた中道にとっては有利な状況」(週刊文春、2月5日号)といった見出しが躍った。

だが、選挙が進むにつれて状況は一変した。寒波が追い風になるどころか、中道自身が政治的な猛吹雪に見舞われ、歴史的な大敗を喫したのである。

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大敗の原因と「野合」批判

大敗の原因は明確だ。多くの国民が中道改革連合を、現実的な政策を伴わない単なる数合わせの「野合」とみなしたからである。当選者の内訳を見ると、旧公明党の議席だけが伸び、旧立憲民主党は壊滅状態に陥った。国民の目には、当時の共同代表だった野田佳彦氏が引き起こした旧民主党政権時代の2012年末の総選挙以来、2度目の大惨敗として映った。

共通の理念も政策の一致もない「野合」であったため、この敗北によって中道は事実上、詰んだ状態となった。議席という数だけが中道の政治的吸引力だったが、それを失った今、残るものは何もない。国民の視線も厳しい。

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