<産経抄>閣僚でただ一人、靖国神社に参拝した高市首相
閣僚でただ一人、靖国神社に参拝した高市首相

平成19年の終戦の日、第1次安倍晋三内閣の閣僚16人のうち、靖国神社に参拝したのは高市早苗沖縄担当相(現首相)だけだった。この年7月の参院選で自民党は大敗し、政権は勢いを失っていた頃である。高市氏1人が気を吐いたのだった。

参拝の理由と背景

「たった一つのかけがえのない命をささげられた方々に対する感謝と、御霊(みたま)が安らかであるようにという祈りをささげた」。高市氏は参拝後、記者団にこう語った。もっとも高市氏も当初は、公務を理由に参拝を見送る考えを明らかにしていた。

安倍首相の要請

それが急遽(きゅうきょ)、参拝することになったのは、事前に全閣僚の不参拝が報じられたことで、まずいと思った安倍首相が高市氏に参拝を要請したからだと当時、耳にした。政権基盤が弱体化し、内外に波風を立てたくなかった安倍首相としても、中国の圧力に完全に屈服したとの印象は与えたくなかったのだろう。

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