「日本一自衛隊を応援するまち」巡り長崎県内2市が火花、小泉防衛相も言及
「日本一自衛隊を応援するまち」巡り長崎県内2市が火花

自衛隊の重要拠点がある長崎県佐世保市は5月、「日本一自衛隊を応援するまち」のキャッチフレーズを掲げ、11の団体と県、市が集う初の意見交換会を開いた。それ以前から一字一句同じフレーズを使ってきたのが同県大村市だ。同じ県内で、二つの自治体が打ち出す「日本一」。いきさつを探る。(大塚晴司)

大村市が「元祖」と主張

「元祖は我々」。そう胸を張るのは、陸自駐屯地2か所と海自航空基地がある大村市の園田裕史市長だ。発端は2016年に遡る。前年の市長選で初当選した園田市長は、防衛団体の懇親会に出席した。そこで、大村商工会議所会頭の中村人久さんが「大村は、日本で一番自衛隊を愛し、応援するまち」という趣旨のあいさつをした。

中学時代に陸自を志した経験があり、「いい言葉だな」と感じ入った園田市長。それを元に「コンパクトに、ばしっとまとめた」という現行のフレーズを、自衛隊の式典で披露した。それから10年間、一貫して使い続け、中村さんからも「もうやる。市長のもんやけん」とお墨付きを得た。

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市の試算では、隊員と家族を合わせて約1万人が居住し、市内消費額は年間150億円に上る。毎年秋には市中行進が行われ、近年は部隊誘致に成功した水陸機動連隊の水陸両用車やオスプレイも登場。市幹部は「自衛隊はまちに浸透している。フレーズへの苦情もない」と言い切る。

佐世保市もキャッチフレーズ採用

一方の佐世保市。西海、離島防衛の要衝で、毎年春に海自の実習幹部らを乗せた練習艦隊が寄港し、市中心部のアーケードで歓迎レセプションが催される。

小泉防衛相はこの状況について「横須賀も負けてないと思うんだよ」と述べ、横須賀市も自衛隊応援のまちとしてアピールする姿勢を見せた。

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