京都市は2025年度の決算概況(速報値)を発表し、一般会計の実質収支が91億円の黒字となった。将来の借金返済に備える「公債償還基金」の取り崩しは4年連続で回避した。
歳入と歳出の概要
歳入は前年度比2億円減の9799億円。市税は3411億円で、地価上昇に伴う固定資産税の増加や給与所得の伸び、定額減税の終了などが影響し、4年連続で過去最高を更新した。ふるさと納税寄付金も過去最高の133億円だった。
歳出は9638億円で、前年度比81億円減。児童手当の制度拡充などで扶助費は増加したものの、市役所庁舎や小中学校の整備事業が完了し、投資的経費が大幅に減少した。
今後の見通し
黒字分は、市立病院の資金繰り支援や給与改定など、26年度に想定される支出に充てる必要があるといい、市は「一時期と比べて財政状況は良くなったが、余裕がある状況では決してない」としている。
市バスと地下鉄の2025年度決算は、利用者増による運賃収入が燃料費などの高騰分や人件費を上回り、3年連続の黒字となった。



