福岡県内で初めて電子投票が導入された粕屋町長選(30日投開票)の期日前投票が26日に始まった。町役場とイオンモール福岡にタブレット端末を各5台設置し、有権者はタッチペンで候補者を選んで1票を投じた。初日は機器の不具合などの混乱はなく、町選挙管理委員会は「最後までトラブルが起きないよう注意していきたい」としている。
有権者からは「簡単で便利」の声
町役場で投票を済ませた46歳の会社員は「簡単でいいと思った」と評価する一方、「候補者の選択画面に顔写真もあったほうが分かりやすいのでは」と注文を付けた。75歳の母親は「字の間違いがないし、チェックする側の負担もない。外国の電子投票の風景を羨ましく思っていたので、この機会に国内でも広まってほしい」と話した。
開票作業の効率化と費用面の効果
町選管によると、電子投票の導入で開票作業に従事する職員は従来の4分の1程度の十数人に減る。端末の契約料など事業費約1000万円には国から特別交付税が措置され、町の出費は従来の選挙と比べて抑えられる見通しだという。
町長選には、新人で人材・組織開発コンサルタント業の小川美紀候補(49)と、3選を目指す現職の箱田彰候補(72)がいずれも無所属で立候補している。期日前投票所は町役場と、26日限定でイオンモール福岡に開設され、多くの有権者が投票に訪れた。



