人口300人の島の村長選、初の選挙公報やポスター 地縁血縁から政策訴えへ変化
人口300人の島の村長選、初の選挙公報やポスター 地縁血縁から政策訴えへ変化

日本海に浮かぶ人口約300人の新潟県粟島浦村で8月30日、村長選の投開票が行われた。住民同士の結びつきが強い村の選挙は地縁や血縁を通じた争いになりがちで、これまで候補者は電話で支持を訴えることが多かった。だが、今回は選挙公報や候補者ポスターが初めてつくられ、候補者は演説やSNSで政策を訴えた。

3人が争う初めての村長選

村長選は、再選を目指した現職の脇川善行氏(61)に会社経営の本保輝紀氏(33)と前村議の本保慎吾氏(37)の新顔2人が挑んだ。村長選で3人が争ったのも初めて。村の課長だった脇川氏が初当選した前回村長選の投票率は92.36%。島にとって村長選は大きな関心事だ。

「その話はせん」と口をつぐむ住民

島の集落は二つ。そのうちの一つで「村長選の話を聞かせてほしい」と声をかけたが、多くの人は「その話はせん」と口をつぐんだ。「しゃべったことが知れ渡れば日常生活や人間関係に支障をきたす」。ある女性はそう言って足早に立ち去った。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

匿名を条件に話を聞かせてくれた住民は、初めて設置されたポスター掲示場や選挙公報について「じっくり読み込んだ」と話した。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ