岐阜県は5日、2025年度の一般会計決算見込みを発表した。歳入は9796億円(前年度比3.2%増)、歳出は9644億円(同3.1%増)で、いずれも2年連続で増加した。
県税は過去最高を更新
歳入では、県税が2874億円(同5.7%増)と3年連続で過去最高を更新した。物価高騰の影響による地方消費税の増加などが要因とみられる。
歳出は、基金積立金が減って総務費が減少した一方、社会保障関係経費の増加で衛生費や民生費などが増えた。
実質収支は54億円に減少
歳入と歳出の差から翌年度に繰り越す財源を除いた実質収支(剰余金)は54億円(同18.3%減)だった。経常収支比率(一般財源に対する経常的に支出される経費の割合)は93.3%(同0.5ポイント減)とわずかに改善した。
県債発行残高は1兆6883億円(同126億円減)で3年連続で減少。国が補填する臨時財政対策債残高は減ったが、県負担の県債残高は252億円増加した。貯金にあたる財政調整基金の残高は317億円(同12億円増)だった。
今後の見通し
県財政課は「中東情勢の影響や長引く物価高で経済情勢の先行きは見通せない。国政における減税議論もあり、今後も税収増が続くかは不透明。持続可能な財政運営に向けて見直しを図る必要がある」としている。



