2026年7月10日、欧州の格安航空会社ライアンエアーの子会社が運航する航空機が離陸直後に窓が外れ、出発地のギリシャの空港に緊急着陸する事故が発生した。乗客の60代男性1人が頭を窓の外に出し、負傷した。複数の米メディアが報じている。
事故の詳細と経緯
米経済紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)などによると、機体は米航空機大手ボーイングの「737NG」型。WSJは事故の暫定的な情報を知る関係者の話として、エンジンが故障し、その破片が機体側面に衝突、機内が急速に減圧し窓が外れたと伝えている。機体は高度約4900メートルで上昇を止め、引き返した。
また、米メディアはギリシャメディアの報道として、乗客の60代男性の頭が窓の外に出てしまい、妻や他の乗客が引き戻したと報じた。男性はシートベルトを着用していたという。
調査と背景
米国家運輸安全委員会(NTSB)によると、事故調査は北マケドニアが主導する。NTSBは、この飛行機はギリシャからドイツに向かう予定で、「右エンジンの不具合と機内の減圧」を理由に引き返したと、北マケドニアの航空機事故・インシデント調査委員会から通知を受けたとコメントした。
ボーイング737NGを巡っては、2018年にも米サウスウェスト航空の運航機でエンジンが破損し、破片で窓が割れる事故があった。その際、窓から機外に乗客の女性1人が吸い出されそうになり、引き戻されたが、その後死亡が確認されている。
同型機の運航状況
同型の旅客機は、日本の大手航空各社をはじめ、世界で広く運航されている。今回の事故を受け、運航各社の安全対策が改めて注目される。



