スティーブ・ウィトコフ米特使とトランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏が6日、ウクライナの首都キーウを初訪問し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した。米国代表団は、ロシアとの戦争終結に向けた新たな案を提示し、会談は断続的に行われている。
モスクワ訪問に続くキーウ初訪問
ウィトコフ氏とクシュナー氏は5日にロシアのウラジーミル・プーチン大統領とモスクワで会談したのに続き、キーウを初めて訪問し、ウクライナ側と会談を行った。その後、英国、ドイツ、フランスの安全保障担当者も協議に加わった。
ゼレンスキー氏、米仲介に期待
会談後、ゼレンスキー氏は記者会見で「我々は米国のパートナーと合意に達することを強く望んでいる」と述べ、米国の仲介による戦闘終結に期待を示した。
一方で、「戦争が冬に続く場合には欧州のパートナーの支援を頼りにしている」と述べ、紛争が冬まで続く可能性が高いとの見方を示した。
また、ゼレンスキー氏は、ロシアとの戦争を終結させるための領土問題は「指導者レベルでのみ解決可能だ」と述べ、プーチン氏との直接協議を改めて求めた。
米特使、双方に妥協求める
ウィトコフ氏は、「双方がいくつかの妥協をし、争点を絞り込む必要がある」と述べ、両国の歩み寄りを求めた。
その上で、「非常に困難だが、われわれは真剣に取り組んでいる。われわれはこの問題を重く受け止めており、すべてが平和的で外交的な解決につながることを願っている」と語った。
記者会見後、ゼレンスキー氏はウィトコフ氏らと再び会談した。ウクライナ大統領府高官はAFPに対し、「まだ協議は続いている。それが最も重要な点だ」と述べた。
米国の仲介による両国の紛争終結に向けた協議は停滞しており、双方による空爆が激化している。ウクライナ当局は5日、ロシア軍の攻撃により11歳の少年を含む10人が死亡したと発表した。



