ウクライナの首都キーウと周辺地域に対するロシアのミサイルや無人機による夜間攻撃で2人が死亡、数十人が負傷した。当局が5日、発表した。
ウクライナ空軍による弾道ミサイルの飛来警告後、AFP記者は午前0時(日本時間午前6時)過ぎにキーウで爆発音を聞いた。記者の一人は、この数時間後、市内には黒煙が立ち込め、刺すような焦げ臭いにおいが漂っていたと伝えた。
住宅や倉庫に被害、4地区で火災
キーウ市軍事行政は、ミサイルと無人機による立て続けの攻撃で住宅や複数の倉庫が被害を受けたと発表。「敵は再び、意図的に市民や市民インフラを攻撃している」と通信アプリのテレグラムで述べた。
キーウへの攻撃により、4地区で火災が発生し、女性1人が死亡、少なくとも24人が負傷したと報じられた。キーウ西郊ブチャ地区でも別の1人が死亡した他、周辺地域では21人が負傷したと地方当局が明かした。
攻撃激化、双方の応酬続く
キーウでは先週末にもロシア軍による攻撃で10人が死亡、30人以上が負傷したばかり。ロシアによる侵攻から4年以上が経過する中、ロシア軍は7月にミサイル使用量を2倍以上に増やすなど攻撃を強めている。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、防空システムの不足がロシアの攻撃を助長していると訴え、国内でのパトリオットミサイル生産の許可を米政府に求めている。ウクライナ側もロシア国内の石油施設や通販大手の物流拠点などを狙った無人機攻撃を強めており、双方による遠距離からの応酬が激化している。



